海外FXハイレバスキャルピング口座の失敗しない選び方!スプレッドだけで選ぶと後悔する

失敗しない海外FXスキャルピング口座の選び方

スキャルピング用の口座を選ぶならスプレッドが命

たしかにこの格言は間違っていません。

国内外問わず、取引回数が多いスキャルピング取引では「いかに取引コストを削減するか」が至上命題です。

しかしスプレッドだけに気を取られて他の要素をおろそかにしてしまうと、思うように海外FXのハイレバスキャルピングを楽しめません。

そこで今回はスプレッドに囚われた先人たちの失敗をもとに、失敗しない海外FXのスキャルピング口座選びのポイントを伝授します。

また提示した指針をもとに「海外FXでスキャルピングするならココ!」という業者3つも紹介しているので、参考にしてみてください。

海外FXのハイレバスキャルピング失敗・不満あるある4選

当サイトに寄せられた海外FXトレーダーの生の声をもとに、ハイレバスキャルピングでの失敗パターンを4つ紹介。

どれもスプレッド以外の取引条件に目を向けなかったことが原因です。

禁止取引に該当して出金拒否&口座凍結された…

ドル円で平均0.8pipsというスプレッドの狭さにつられて、スキャルピング用に某海外FX業者で口座を開設しました。

戦績は順調で3日間トータル7時間くらいの取引で10万円の資金が倍の20万円に。

意気揚々と出金申請したのですが、一向に受理されず、問い合わせてみると審査中とのこと。

結局利用規約に違反しているとのことで、利益の出金は認められませんでした。。。

(孤高のスキャルパーたかし さんより)

一番多いのがこのパターン。

「海外FX⇔NDD(ノー・ディーリング・ディスク)⇔スキャルピングOK」という誤認識により「海外FXならどこでもスキャルピングOK」と勘違いしている人は多いみたいですね。

海外FX業者の中にもスキャルピング禁止業者が混ざっているので、事前の確認は絶対に必要です。

禁止取引に該当してしまうと、せっかく低スプレッドで受けた恩恵も台無しになってしまいます。

トータルの取引コストが高くついた

「スプレッド0.0pips~」という謳い文句につられて口座を開設したんだけど、取引してる中で異変に気づいた。

たしかにチャート上のスプレッドは0pipsとか0.1pipsで推移していたけど、残高が思うように増えない。

サポートに聞いてみたら、毎回の取引で一定額の手数料が控除されていたらしい。。。

計算してみたところ、取引1回で2.0pips相当の手数料がひかれていた。

スプレッド0pipsには裏があったんだな…。

(絶賛スプレッド削減中 さんより)

「スプレッド0.0pips~」の口座には必ずと言っていいほど、取引手数料があります。

スプレッドだけに囚われて取引手数料をおざなりにしてしまうと、この方と同じ末路を辿ってしまうかもしれません。

この場合10万通貨で取引していたとすると、1回の取引あたり約1万円もコストをよみ違えることになります。

稼ぎ出すとスプレッドを広げられた

ユーロドルスプ0.8pips~0.9pipsくらいで利幅を抜いて順調に稼いでたんだけど、ロット数あげ出した途端スプレッドがありえないくらい広がった

(たぶん3.0pipsくらいには広がったと思う。)

何かの間違いかだと思い、継続して取引してたけどスプレッドは狭まらず一向に2.9pips~3.2pipsくらいを推移していた。

経済指標とかも発表されてない平常取引だったはずだから、めっちゃ不気味だったのを覚えている。

(頑固なスナイパー さんより)

DD(OTC)方式の業者に多いのがこのパターンです。

 icon-hand-o-right DD方式とは

トレーダーの注文を業者内のディーラーが一旦決済する注文処理方式のこと。
OTC方式は相対取引、呑み取引とも呼ばれる。

一部はカバー先に金融機関に注文を流すが、ほとんどは反対決済のまま放置。

トレーダーが利益をあげれば業者が損をする、という利益相反の形になっている。

※トレーダーの売り注文を業者が買い注文で相殺するイメージ。「ショートポジションのトレーダーVSロングポジションの業者」という構図が成立する。

DD方式の業者では不利益を避けるために、約定やレートを操作してトレーダーの嫌がらせをすることもしばしば。

おそらくこのトレーダーの方は”勝ちすぎてしまった”がために、悪い意味で目立って標的になったのでしょう。

(参考:OTC(DD)方式と、NDD方式はこんなにも違う【FXの注文方式】

結局不利なスリッページで取引コストが高くついてしまった

たしかにチャート上に表示されているスプレッドは狭かった(たしかゴールデンタイムのドル円で0.5pipsまわりを推移)のですが、如何せん決済処理が遅くていらだちました。

滑り幅で言うと2.0pipsが相場で、わたしが覚えている限りこちらにとって有利なスリッページはなかったように思います。

何度チャートが固まったり「くる、くる、くる」のマークを目撃したことか…。

いくらスプレッドが狭くても、約定が遅かったら意味がありませんね。

事前に取引する業者の約定力を調査しておけばよかったです。

(FXシェフ さんより)

この例のように、いくらスプレッドが狭くても約定に難アリの業者だったら意味がありません。

スリッページによる隠れコストがかさんでしまうと、結局「約定力が高くてスプレッドが広い業者」で取引しているのと同じです。

■スプレッド0.5pipsで毎回2.0pipsほど滑る業者

→0.5pips+2.0pipsで、取引1回あたりのコストは2.5pips

■スプレッド2.5pipsでほとんど滑らない業者

→取引コストはスプレッドの2.5pipsだけ

結局取引1回あたりのコストは同じ。

スプレッドと同じくらい約定力にもアンテナを張って業者選びに臨みましょう。

ハイレバスキャルピング向けの海外FX業者の選び方6つのポイント

スキャルピング取引を禁止していない

当たり前のことですが、そもそもその業者、その口座でスキャルピングが許容されているのかを確認することが重要です。

繰り返しになりますが、スキャルピング禁止の業者で取引してしまうといくら利益を出しても出金させてもらえません。

確認の方法としては次の2つ。

  • 業者の公式HPを隅々まで確認する
  • 事前にサポートにスキャルピングの可否を訪ねておく

スキャルピングに制限がない業者は、公式HPの「取引条件」や「よくある質問」にスキャルピングOKの旨を記載している場合が多いです。

▼Axioryのスキャルピング可否▼

AxioryはスキャルピングOKを明言している

▼TitanFXのスキャルピング可否▼

TitanFXは取引手法制限なしを明言

またどうしても見つからない場合は、事前に該当業者のサポートに問い合わせておきましょう。

海外FX業者はアカウント開設前のトレーダーのサポートにも対応してくれます。

※後述する「NDD方式採用かどうか」もスキャルピング可否を判断する手がかりになります。

スキャルピング可否を濁している業者は選ばない方が賢明

以下のようにスキャルピング可否をぼかしたような利用規約の記載がある業者は選ばない方が賢明です。

第 7 条 (禁止事項)

(中略)

(9) 短時間での注文を繰り返し行う行為

(参照:店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款

短時間に、頻繁に行われる注文および取引であって、他のお客様または当社のシステムもしくはカバー取引等に著しい悪影響を及ぼすと認められる注文。

(参照:SBI FXトレード「取引ルール」

システムを使ったスキャルピング、高頻度の注文・取引…(中略)…損失・利益に関係なく無効にさせていただいております。

(参照:LAND-FXサポートからの返答)

「短時間で…」「高頻度…」のように、明言を避けているのがわかりますね。

このような取り決めは言ってしまえば業者のさじ加減。
「10分が短期間なのか」「10回以上が高頻度なのか」が明言されてない以上、利益を没収されても文句は言えません。

潔くスキャルピングを認めていない業者で取引するのは避けるべきです。

スプレッド+取引手数料の合計コストが安い

スプレッドの狭さを確認するのは当たり前のこと。

  • 他に取引手数料が上乗せされないか
  • 取引手数料がかかるとしたら、トータルで取引1回のコストはどのくらいになるのか

この2点もあわせて確認することが重要です。

手数料体系は「1lotあたり◯ドル」pipsに換算して考えよう

取引手数料は1lotの往復取引あたり◯ドルという形で決まっている場合がほとんど。

たとえば後で紹介してるAxioryのナノスプレッド口座の手数料は「1lotの往復取引あたり6ドル」です。

pipsに換算後にスプレッドを足して、トータルコストで比較するとわかりやすくなります。

■ドル円でエントリーする場合を考えると…

1lot=10万ドル、1pips=0,01ドル(100pips=1ドル)なので、

6ドル÷10万ドル×100=0.006ドル」→0.6pips相当

ドル円のスプレッドが0.4pipsなら、トータルコストは1.0pipsです。

ちなみにスプレッドとは別に取引手数料を徴収する体系は、インターバンク直結で透明性が高い「ECN方式」の口座に多くなってます
(参考→スプレッド0.0pips~のECN口座!素晴らしき特徴とおすすめ業者をピックアップ!

NDD方式を採用している

業者による意図的なレート操作や不利約定の疑念を払拭するなら、NDD方式を採用している海外FX業者を選びましょう。

 icon-hand-o-right NDD方式とは

トレーダーの注文に業者が意図的に介入せず、そのまま金融機関(LP)に流す注文処理方式

DD方式とは違って業者がトレーダーと逆のポジションを保持するわけではないので、利益は相反しない

利益が相反しないということで、業者からトレーダー不利の取引を強いられることもない。

※LP(リクイディティプロバイダー・流動性プロバイダー):NDD方式においてトレーダーの注文の受け皿になる金融機関・ファンド

(参考:OTC(DD)方式と、NDD方式はこんなにも違う【FXの注文方式】

NDD方式採用を見分ける方法は以下の2つ。

  • 公式HPにNDD方式を採用している旨を記載している
  • LP(リクイディティプロバイダー・流動性プロバイダー)を公開している

NDD方式はトレーダーにとってメリットしかないので、採用していれば公式HPでアピールしないはずがありません。

またLPの企業を実名で公開している業者なら、よりNDD方式を採用している可能性が高いです。

▼後述しているAxioryの公式HPで公開されているLP▼

Axioryで公開されているLP一覧

【補足】NDD業者はスキャルピング大歓迎

サーバー環境が優秀で約定スピードが早い

上述したようにスキャルピング取引では「滑りにくい業者」を選んで、スリッページによる隠れコストを削減するのもポイント。

業者の約定力を判断する際には「どこに業者の取引サーバーが設置されているか」が参考になります。

サーバー環境の優劣を判断するカギは「EQINIX(エクイニクス)」

約定力が高い業者の共通点がEQINIX(エクイニクス)のデータセンターに取引サーバーを設置していること。

 icon-hand-o-right EQINIXのデータセンターとは

海外FX業者が注文を流しているLPなどの大手金融機関がこぞって利用しているデータセンター。

業者の取引サーバーと金融機関のサーバーが同じ場所にあるので、地理的な遅延(レイテンシー)が縮小。
約定スピードの向上に寄与している。

実際にEQINIXとの提携の有無でサーバーのレイテンシーを比較してみましたが、その差は歴然でした。

  • XM(EQINIXとの提携なし)
    →レイテンシー:253.26ms
  • TitanFX(EQINIXとの提携なし)
    →レイテンシー:183.27ms

※レイテンシーは「どれだけ通信にタイムラグがあるか」の指標。小さい方がサーバーの通信速度が速い。

海外FX業者のレイテンシー確認方法

最大レバレッジが200倍以上

これはあくまで管理人の主観に基づくライン。

レバレッジ200倍なら入金額5万円でMAXドル円約10万ドルのポジションでエントリーOKです。

1pipsの利幅を抜けば1,000円
1日5pipsを20日間抜けば、トータル10万円の利益になります。
(国内FXなら同額資金で取引した場合、利益はたったの12,500円です。)

せっかく海外FXのハイレバ環境で取引するなら、ある程度の資金効率は求めていきたいところです。

フルレバエントリーを希望するならロスカット水準100%の業者は避けるべし

資金効率を意識するなら、ロスカット水準もチェックしましょう。

ロスカット水準とは、強制ロスカットになる証拠金維持率のこと。
※「有効証拠金(残高)÷必要証拠金×100%」の数値

ロスカット水準が100%の業者では、フルレバエントリー時にスプレッドマイナス分だけでロスカットになるので、フルレバでエントリーできません。
(最大レバレッジ200倍の業者でも、実効レバレッジ100倍前後のスキャ運用になります。)

裁量トレードならcTrader対応の業者を選ぶ

EA(自動売買)に頼らず、己の腕っぷしでスキャルピングするなら取引プラットフォームも要チェック。

スキャルピング取引向けに開発されたcTraderに対応しているところを選ぶのがおすすめです。

 icon-hand-o-right cTraderの特徴
  • 動作が軽く、注文や決済のタイムラグを感じない
  • インターフェイスの見やすさ・使いやすさはMT4以上と話題
  • ワンクリック注文対応
  • ポジションの分割決済や全決済がスピーディーにできる
  • 板情報が標準搭載されている

裁量スキャがメインのトレーダーは試しに一度使ってみてください。

(参考:海外FXのcTraderはECN取引の良き相棒!MT4との違いからメリットまで徹底解説!

スキャルピング特化で海外FX業者を比較!おすすめ3社も紹介

  1. スキャルピング取引を禁止していない
  2. スプレッド+手数料のトータルコストが安い
  3. NDD方式を採用している
  4. サーバー環境が優秀で約定スピードが速い
  5. 最大レバレッジが200倍以上
  6. cTraderに対応している(EAを用いない裁量トレーダー向け)

上述したこの6つのポイントをもとに、海外FX業者を一覧で比較してみました。

業者名 Axiory
(ナノスプレッド口座)
TitanFX
(ブレード口座)
Tradeview
(ILC口座)
XM
(ZERO口座)
LAND-FX
(LPボーナス口座)
スキャルピング許容
スプレッド(手数料込) ドル円平均1.2pips ドル円平均1.03pips ドル円平均0.8pips ドル円平均1.1pips ドル円平均0.8pips
注文方式 NDD方式 NDD方式 NDD方式 DD方式? DD方式?
サーバー設置場所 EQINIX EQINIX EQINIX 不明 EQINIX
最大レバレッジ 400倍 500倍 200倍 500倍 500倍
ロスカット水準 20%以下 20%以下 100%以下 20%以下 30%以下
cTrader対応 対応 非対応 対応 非対応 非対応

スプレッドが狭いLAND-FXですが、スキャルピング全面公認ではないので避けるのが得策。
(「高頻度の…」で濁しているパターンです。)

またXMはDD方式が濃厚なので、あえて選ぶことはないでしょう。
(公式HPのどこを探してもNDD方式の記載はありませんでした。)

残りの3社(TitanFX、Axiory、Tradeview)はそれぞれ見どころがあります。

  • おすすめ度No.1!バランスのいいスキャルピング向き業者
    TitanFX
  • 最先端のcTraderで裁量スキャルピングを体感できる
    Axiory
  • 資金効率は下がるが、スプレッドの狭さは業界TOP
    Tradeview

TitanFX

TitanFX

スキャルピング向けの海外FX業者としてバツグンの存在感を誇るのがTitanFXのブレード口座

スプレッドや約定力、レバレッジどれをとっても高水準でバランスのいいスペックを有しています。

また完全NDD方式のもと、スキャルピングも一切制限されていません。

管理人もメイン口座として愛用しています。

TitanFXの口座開設はこちらから

TitanFX(タイタンFX)の口座開設方法【画像付き】

Axiory

Axiory

手動でのハイレバスキャルピングを堪能したいなら、Axioryのナノスプレッド口座を試してみない手はありません。

スプレッド水準はややTitanFXに劣るものの、AxioryはcTraderに対応。

NDD方式の下で縛りなくスキャルピングできる点では、TitanFXと全く同じです。

管理人もcTraderでのハイレバスキャルピングの際には重宝しています。

Axioryの口座開設はこちらから
Axioryの口座開設方法【画像付き】はこちら

Tradeview

Tradeview

レバレッジとロスカット水準の関係で資金効率が物足りないかわりに、スプレッドが最狭水準なのがTradeviewのILC口座です。

取引手数料(1lotあたり往復5ドル)の手数料を加味しても、ドル円で平均0.8pipsしか取引コストがかかりません

数十万~数百万円の資金を運用できて、レバレッジのテコ頼らなくていいなら一番おすすめ。

cTraderにも対応しているので、手動での裁量スキャルピングとも相性バツグンです。

Tradeviewの口座開設はこちらから

▼Tradeviewについて詳しく知りたい人はこちら
Tradeview(トレードビュー)の評判!低スプレッドで海外FXを席巻中!?

最後に海外FXでスキャルピング用口座を選ぶ際にチェックすべきポイントをおさらいしておきましょう。

  1. スキャルピング取引を禁止していない
  2. スプレッド+手数料のトータルコストが安い
  3. NDD方式を採用している
  4. サーバー環境が優秀で約定スピードが速い
  5. 最大レバレッジが200倍以上
  6. cTraderに対応している(EAを用いない裁量トレーダー向け)

ここでは3つおすすめ業者を紹介しましたが、自分でいろんな海外FX業者を漁ってみたい人は上記をチェックリストとして利用してみてください。

特に①~④までを満たしている業者を選んでおけば、上記で紹介した先人達と同じ失敗を犯すことはありません。

もしスキャルピング口座選びで迷ったら、管理人がメイン口座として利用しているTitanFXのブレード口座を試していただけると幸いです。

TitanFX(タイタンFX)が1番おすすめの理由!新進気鋭のブローカーに迫る

     

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