XMのレバレッジは”常時888倍”ではない？規制・制限される5つのパターンまとめ
「XMは最大レバレッジ888倍で取引できる」
これは真実ですが、いついかなる取引でもレバレッジ888倍を効かせて取引できるわけではありません。
XMで必要証拠金が最小になるレバレッジ888倍で取引するためには、覚えておかないといけないルールがあるんですね。
このページでは、XMでレバレッジが制限される5つのパターンをメインに解説していきます。
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※XMの評判や管理人の評価を知りたい人は、下記の記事もあわせて読んでみてください。
目次
XMの口座レバレッジは888倍がおすすめ。必要証拠金が最小になる
XMでは口座開設の際に16つの中から口座レバレッジを選べます。
| 888倍 | 500倍 | 400倍 | 300倍 |
| 200倍 | 100倍 | 66倍 | 50倍 |
| 25倍 | 20倍 | 15倍 | 10倍 |
| 5倍 | 3倍 | 2倍 | 1倍 |
この中で圧倒的におすすめなのはXMの最大倍率である888倍。
必要証拠金が最小になる888倍を選ばない理由はありません。
【口座レバレッジ別の必要証拠金比較(ドル円100円時に10万通貨エントリー)】
| レバレッジ倍率 | ドル円(100円) | ユーロ円(130円) | ポンド円(160円) |
|---|---|---|---|
| 25倍 | 400,000円 | 520,000円 | 720,000円 |
| 50倍 | 200,000円 | 260,000円 | 360,000円 |
| 100倍 | 100,000円 | 130,000円 | 180,000円 |
| 200倍 | 50,000円 | 60,500円 | 90,000円 |
| 400倍 | 25,000円 | 32,500円 | 45,000円 |
| 500倍 | 20,000円 | 26,000円 | 36,000円 |
| 800倍 | 12,500円 | 16,250円 | 22,500円 |
| 888倍 | 約11,260円 | 約14,630円 | 約20,260円 |
必要証拠金が最小になるメリット
同じ資金、同じポジション量で取引する場合は必要証拠金が少ない方が圧倒的に取引を有利に進められます。
必要証拠金が少ない方が証拠金維持率を高く維持できるので、強制ロスカットまで耐えられる値動きが大きくなるからです。
ポジションの含み損が大きくなった際に、ポジションが強制決済されること。
XMでは証拠金維持率が20%以下になった場合に強制ロスカットが執行される。
以下「口座レバレッジ888倍」と「口座レバレッジ100倍」で強制ロスカットまで耐えられる値動きを比較しています。
【ドル円100円時に口座残高10万円で10万通貨エントリーした場合】
■口座レバレッジ888倍
- 必要証拠金
→約11,261円 - 強制ロスカットのタイミング
→有効証拠金が約2250円（含み損97,750円）になった時 - 強制ロスカットまで耐えられる値動き
→約97.5pips
■口座レバレッジ100倍
- 必要証拠金
→約100,000円 - 強制ロスカットのタイミング
→有効証拠金が約20,000円（含み損80,000円）になった時 - 強制ロスカットまで耐えられる値動き
→約80pips
⇒口座レバレッジ888倍の方が口座レバレッジ100倍よりも17.5pips（0.175円）だけ余裕を持ってポジション保持できる。
FX取引では、どれだけ含み損が増えても決済しない限り損失が確定しません。
「強制ロスカットまで余裕がある→損失が確定しづらい」ということで、取引が有利になります。
口座レバレッジ＝実効レバレッジではない
上記の例からもわかるように「口座レバレッジが888倍だから、入金額の888倍のポジションを持たないといけない」というわけではありません。
あくまで口座レバレッジで決まるのは必要証拠金だけ。
トレーダーがエントリーポジションを調整すれば「入金額の1倍～入金額の888倍」の間で任意にエントリーポジションのサイズを決められるんですね。
残高に対するエントリーポジションの大きさは「実効レバレッジ」と呼ばれます。
- 口座レバレッジ
→必要証拠金を決めるレバレッジ - 実効レバレッジ
→残高（有効証拠金）に対するエントリーポジションの大きさ
口座レバレッジ888倍を選んでも低い実効レバレッジで運用できるので、わざわざアッパーを制限する必要はありません。
実効レバレッジの計算方法
実効レバレッジの計算方法は以下の通り。
実効レバレッジ＝エントリーポジション÷口座残高（有効証拠金）
先ほどの例でいうと「ドル円100円時に口座残高10万円で10万通貨エントリー」なので、どちらも実効レバレッジは100倍になります。
（同じ実効レバレッジ100倍なら、強制ロスカットまでの許容値動きが大きい口座レバレッジ888倍の方がおすすめです）
口座レバレッジを制限した方がいい人
大きな口座レバレッジを設定する唯一のデメリットは「大きなポジションが持ててしまう環境である」ということ。
上述したように、実効レバレッジはトレーダーが任意に決められます。
その気になれば実効レバレッジ888倍でエントリすることだってできるんですよね。
実効レバレッジが大きければ大きいほど、思惑と逆の値動きをした際の含み損が増えるスピードが速くなります。
自分を律することができずに、どんどんポジションを建ててしまうと「エントリー直後すぐにロスカットされて資金が溶けた…」ということも…。
熱くなりやすいギャンブル狂に近い性格の人は、あらかじめ低めの口座レバレッジを設定しておくのも1つの手です。
XMの口座レバレッジは口座開設後でも変更可能
XMで口座開設時に選択したレバレッジは後日好きなタイミングで変更OK。
マイページからレバレッジ変更を申請すれば。サポートが手動で口座レバレッジを切り替えてくれます。
管理人がXMデビューした際には、まずレバレッジ888倍で口座開設しました。
その後ポジションが制御できないことを悟り、レバレッジ200倍に変更。
現在は自分でポジションをコントロールできるようになったので、再度口座レバレッジを888倍に戻しました。
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XMでレバレッジが制限されるパターン5つと規制解除の方法
- ゼロ口座（ZERO口座）で取引する場合
- ボラティリティが高い通貨ペアを取引する場合
- FX通貨ペア以外のCFD商品を取引する場合
- 有効証拠金が200万円以上になった場合
- 為替相場の大荒れが予想される場合
XMでは上記5つのパターンに該当する場合、口座レバレッジが制限されます。
④以外はXMの取引ルールなので、レバレッジ規制を解除することはできません。
④は仮に一度レバレッジが制限されたとしても、有効証拠金を調整すればレバレッジ規制を解除できます。
①ゼロ口座(ZERO口座)で取引する場合
XMにはマイクロ口座・スタンダード口座・ゼロ（ZERO）口座の3つの口座タイプがありますが、最大レバレッジが異なります。
- マイクロ口座：最大レバレッジ888倍
- スタンダード口座：最大レバレッジ888倍
- ゼロ口座：最大レバレッジ500倍
ゼロ口座を選んでしまうと最大レバレッジが500倍に制限されてしまうので気を付けてください。
最大レバレッジ888倍での取引を希望するなら、マイクロ口座もしくはスタンダード口座を選択してください。
②ボラティリティの高い通貨ペアを取引する場合
XMではスタンダード口座・マイクロ口座でもレバレッジが制限されている通貨ペアがあります。
| レバレッジ制限がある通貨ペア | 最大レバレッジ |
|---|---|
| 豪ドル/スイスフラン （AUD/CHF） |
444倍 |
| カナダドル/スイスフラン （CAD/CHF） |
444倍 |
| スイスフラン/日本円 （CHF/JPY） |
444倍 |
| スイスフラン/シンガポールドル （CHF/SGD） |
444倍 |
| ユーロ/スイスフラン （EUR/CHF） |
444倍 |
| ポンド/スイスフラン （GBP/CHF） |
444倍 |
| NZドル/スイスフラン （NZD/CHF） |
444倍 |
| 米ドル/スイスフラン （USD/CHF） |
444倍 |
| ユーロ/デンマーククローネ （EUR/DKK） |
50倍 |
| ユーロ/香港ドル （EUR/HKD） |
50倍 |
| ユーロ/ロシアルーブル （EUR/RUB） |
50倍 |
| ポンド/デンマーククローネ （GBP/DKK） |
50倍 |
| 米ドル/人民元 （USD/CNH） |
50倍 |
| 米ドル/デンマーククローネ （USD/DKK） |
50倍 |
| 米ドル/香港ドル （USD/HKD） |
50倍 |
| 米ドル/ロシアルーブル （USD/RUB） |
50倍 |
上記の通貨ペアを取引する場合、口座レバレッジに関わらずレバレッジが制限されてしまいます。
※レバレッジが制限される理由
レバレッジが制限されている通貨ペアは総じてボラティリティが大きい（＝値動きが激しい）です。
たとえば以下は米ドル/ロシアルーブルの日足チャート。
18時付近で約0.4ドル下落した後、チャートが乱高下しています。
顧客リスクをヘッジするために一部の通貨ペアでレバレッジを制限しているというわけです。
③FX通貨ペア以外のCFD商品を取引する場合
全口座タイプ共通で、金と銀を除く全てのCFD銘柄や仮想通貨は最大レバレッジが制限されています。
| 商品名 | 最大レバレッジ |
|---|---|
| JP225（日経平均225） | 200倍 |
| AUS200 | 100倍 |
| EU50 | 100倍 |
| IT40 | 100倍 |
| GER30 | 100倍 |
| FRA40 | 100倍 |
| NETH25 | 100倍 |
| USDX | 100倍 |
| US500 | 100倍 |
| US30 | 100倍 |
| US100 | 100倍 |
| UK100 | 100倍 |
| SWI20 | 100倍 |
| SPAIN35 | 100倍 |
| CHI50 | 66.7倍 |
| HK50 | 66.7倍 |
| SING | 66.7倍 |
| BRENT（ブレント原油） | 66.7倍 |
| OIL（WTI原油） | 66.7倍 |
| OILMn（WTI原油ミニ） | 66.7倍 |
| 商品CFD（ココアや砂糖など）全て | 50倍 |
| GSOIL（ロンドンガス） | 33.3倍 |
| NGAS（天然ガス） | 33.3倍 |
| パラジウム | 22.2倍 |
| プラチナ | 22.2倍 |
| GRE20 | 5倍 |
| 仮想通貨（ビットコインなど）全て | 5倍 |
通貨ペア以外の商品を取引する場合は必要証拠金が異なるので、事前に確認しておきましょう。
④有効証拠金が200万円を超える場合
XMでは有効証拠金が200万円を超える場合に口座レバレッジが切り替わります。
- 有効証拠金2万ドル以上10万ドル未満
→最大レバレッジ200倍に変更 - 有効証拠金10万ドル以上
→最大レバレッジ100倍に変更
レバレッジが制限されるとポジション保持に必要な証拠金が増えるので、口座の証拠金維持率が下がります。
預託証拠金次第では、レバレッジ制限が原因で強制ロスカットが執行されてしまうので気を付けてください。
【具体例】
ドル円100ロットのポジションを保有する場合
■有効証拠金が150万円の時
- 必要証拠金は約112万円
- 証拠金維持率は約37％
■有効証拠金が200万円に増えた時
- 必要証拠金が250万円に増える
- 必要証拠金が有効証拠金を上回るのでポジション保持不可
→強制ロスカットでポジションが強制決済される
有効証拠金が200万円、1000万円のラインに近づいた場合にはポジション決済や追加入金、出金で口座の有効証拠金を調整するようにしてください。
ちなみに入金方法や出金方法については、下記のページでまとめています。
サポートに連絡すればレバレッジ規制を解除できる
レバレッジが規制されてしまうと、たとえ有効証拠金を200万円未満に戻したとしても自動でレバレッジ888倍には戻りません。
有効証拠金を調整した後にサポートに連絡する必要があります。
サポートへの連絡メールのテンプレは以下の通り。
■連絡先
■件名
レバレッジ引き下げ解除の依頼
■本文
口座残高を200万円未満に調整いたしました。
下記口座のレバレッジを1:888へご変更くださいますようお願い申し上げます。
口座ID：○○○○
メール確認後、XMサポートが手動で口座レバレッジを戻してくれます。
⑤経済指標発表時など相場の大荒れが予想される場合
XMは為替相場の急激な変動が予想される際に、一時的に対象通貨ペアのレバレッジを制限することがあります。
例えばイギリスのEU離脱（ブレグジット）に関する国民投票の際には、全通貨ペアで最大50倍にレバレッジが制限されました。
レバレッジ規制はメールや公式HPのお知らせで事前に知らせてくれるので、定期的に確認しておくといいでしょう。
以上がXMのレバレッジに関する全知識です。
レバレッジが大きいほど必要証拠金が少なくなるので、XMを利用するなら「レバレッジ888倍」を選ぶのが圧倒的におすすめ。
通貨ペアや取引商品、入金額や取引のタイミングを考慮してまずはレバレッジ888倍での取引を存分に堪能しましょう。
ただ上述しましたが、有効証拠金が200万円を超える場合には自動でレバレッジが制限されるので注意。
急にポジションを失ってしまう恐れがあるので、有効証拠金が150万円になったくらいからこまめにチェックするようにしてください。
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| 口座名 | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ドル/円 スプレッド | 追証 |
|---|---|---|---|---|
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500倍 | ◎ | 0.3pips～ | なし (0カット) |
