Pivot Markets(ピボットマーケッツ)の評判は?海外FXのニューカマーを公平無私な態度でレビュー!
2016年に1月、新星のように現れた海外FXブローカーPivot Markets。
運営開始して間もないこともあり、まだ出回っている情報が少ない謎多き業者です。
そのせいか最近になって当サイトにも「Pivot Marketsをレビューしてほしい」との声がチラホラ集まるようになりました。
そこで今回はベールに包まれたブローカーPivot Marketsを調査し、実際に取引してみた管理人の所感を「思ったことそのまま」にお伝えしていきます。
目次
ズバリPivot Marketsは口座開設の価値アリ?管理人の感想
いい意味でも悪い意味でも、管理人の目にとまったのは次の5つ。
- 日本語対応・サポートが充実している
- 出入金スピーディーで便利
- 約定力が高い
- 追証なし
- ライセンス未取得で信頼性に難あり
- スプレッドが広め
言語の壁や出入金について気にしなくくていいので、海外FX初めての方でも取引を始めやすいブローカーだと思います。
約定もスピーディーで安定していたので、取引にストレスを感じることもありません。
万が一何かの拍子に口座残高がマイナスになるようなことがあっても追証が発生しないので、リスクを入金額までに抑えながらポジションを保持できます。
レバレッジも最大500倍まで利用できるので、資金効率の面も問題ありません。
また期間限定で取引量に応じて豪華商品が当たるキャンペーンも実施しています。
信頼性が乏しいのは新興ブローカーだから仕方ない部分がありますが、一番ネックなのはスプレッドがかなり広いこと。(平均スプレッドがドル円で2.5pips,ユーロ円で3.0pips)
正直これまで管理人が取引してきた口座の中で一番スプレッドが広い印象を受けました。
またスプレッドが広いブローカーはボーナスが充実しているのが通例なのですが、Pivot Marketsではボーナスもなし。
取引スペックにおいては、改善の余地がだいぶある業者だといえるでしょう。
ライセンス未取得、ボーナスなし、スプが広いという時点でかなり微妙なブローカーというのが正直な感想ですが、強いていうなら
「海外FXが初めてでスイングトレードしてみたい方、現在スイングトレードメインで海外FX取引している方は口座開設の価値アリかな・・・」というのが管理人の所感です。
Pivot Marketsの口座開設はこちらから
以下冒頭で紹介した「管理人の目にとまった部分」について1つずつ丁寧にレビューしていきます。
Pivot Marketsの良い点。とにかく日本人トレーダーが使いやすい印象
Pivot Marketsは日本人顧客の獲得にかなり力を入れています。
それだけあって日本語対応やサポートの手厚さ、出入金の快適さは一級品です。
- 海外FXは言葉の壁がありそうだから不安
- 海外の業者はうまく入金・出金できるか不安
このように日本人トレーダーの方が不安に感じる要素を1つ1つ潰していっていると言えるでしょう。
日本語対応・日本人向けサポートの充実
Pivot Marketsには日本人のスタッフが5名ほど在籍しています。公式サイトは完全に日本語対応しているので、口座開設から取引に至るまですべて日本語でOKです。
また日本人向けのサポートの手厚さは海外FXブローカーの中でTOPクラスと言っても過言ではありません。
- 電話(03-4578-9919)※
- ライブチャット
- メール(support-jp@pivot-markets.com)
取引や手続きする中でわからないことがあったら、この3つの方法で問い合わせできます。
特に日本語の電話窓口があるのは高ポイント。文字よりも言葉でやり取りできた方がこちらの質問の意図、サポートの説明が伝わりやすいですからね。
市外局番「03」で始まる番号なので、国際電話を使うときのような高い通話料もかかりません。
※現在日本人向け電話サポートは自動音声対応で「電話する→連絡先を録音する→コールバックを受け取る」という形になってます。
出入金スピードが速い!国内銀行振り込みの入金にも対応している
「何よりも優先して便利な出入金環境を作る」というのがPivot Markets創立当初からのモットーだそう。
その言葉通り、Pivot Marketsは出入金システムの整備にかなり力を入れている感じです。
特に出入金のスピードは迅速です。
クレジットカードを使えば、手続きした瞬間に出入金が口座に反映されます。
「入金が即反映」という業者はありますが、出金までこれほどスピーディーに処理できるのはめずらしいですね。手数料は「Pivot Marketsもち」なので、出入金コストも気にする必要はありません。
さらに入金は国内銀行送金にも対応。国内銀行への振り込み手数料(108円~540円)しかかからないので、クレカや電子決済じゃなくても便利に入金できます。
円口座もに対応しているので、出入金で無駄な為替手数料はかかりません。
Pivot Marketsの入金方法詳細
※2016年9月いっぱいでNeteller経由でFX口座に出入金できなくなりました。
入金方法 | 着金スピード | 手数料 |
---|---|---|
国内銀行振り込み | 24時間以内 | 国内銀行への振り込み手数料 |
クレジットカード | 即時 | 無料(Pivot Markets負担) |
ビットコイン (ドル口座のみ入金可能) |
1~2時間 | 無料(Pivot Markets負担) |
Pivot Marketsの出金方法詳細
入金方法 | 着金スピード | 手数料 |
---|---|---|
クレジットカード | 即時 | 無料(Pivot Markets負担) |
ビットコイン (ドル口座のみ入金可能) |
3日~2週間 | 無料(Pivot Markets負担) |
海外送金 | 5営業日以内 | 最低4000円※ |
※海外銀行送金のトータル手数料は「①FX業者→中継銀行の送金手数料(2500円程度)」「②中継銀行→トレーダーの口座の手数料(最低4000円)」の計6500円。Pivot Marketsは「①FX業者→中継銀行の送金手数料(2500円程度)」を負担してくれるので、手数料全額負担のブローカーよりもお得に海外送金できます。
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約定はストレスを感じさせない
取引環境でいうと、Pivot Marketsが一番力を入れているのが約定力。
- サーバーが強い
- 流動性(リクイデティ)が強い
取引サーバー強いことで安定約定、リクイデティが強いことで高速約定を実現しています。
超大手の金融機関と提携している
公式ホームページの「5ミリ秒で98%の注文リクエストを処理」は少し言い過ぎな感がありますが、管理人の使用感としては違和感なくサクサク約定できました。
STP方式の海外FXブローカーで、約定スピードのカギを握るのは「LP(リクイデティプロバイダ)の質」です。
トレーダーの注文をカバーしてくれるLPが、たくさんレートを配信してくれれば約定スピードも速くなりますからね。
Pivot Marketsは「LMAX」という金融機関と提携しています。
日本人の方にとってあまり馴染みはないと思いますが、LMAXは世界的に見ると超大手の金融機関。
規制が厳しいことで名高い英国FCAライセンスに登録しており、LPの注文が集まるFX通貨の取引所を運営しています。
流動性の高い取引所を持つ金融機関と提携しているからこそ、高速約定環境が実現しているんですね。
大手データセンターのサーバーが利用できる!約定の安定感がスゴい
約定は「速いときは速い」ではあまり意味がありません。
高速約定だけでも確かに高ポイントですが、スピーディーな約定環境を維持できるサーバーの安定性もほしいところ。
そこで試しにPivot MarketsのMT4プラットホームでEAを1日中回してみましたが、途中でサーバーダウンしてしまうことはありませんでした。(あくまで平常取引での話。経済指標発表時などの約定については検証してないのでご了承ください)
公式ホームページによると、Pivot Marketsの取引サーバーはEquinix社のデータセンター内に設置されているみたいです。
Equinix社のデータセンターといえば、世界TOPクラスのサーバー強度を誇り、TitanFXなど約定に安定感のある海外FXブローカーがこぞってサーバーを設置しています。
いいサーバーを使っているからこそ高い約定力を維持できているのでしょう。
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期間限定で豪華賞品が当たるキャンペーンを実施中!
Pivots Marketsは2016年7月15日~10月15日の期間限定で「たくさんトレードして、チェコ旅行に行こうキャンペーン」を実施しています。
特定の取引条件を満たせば抽選の応募資格をGET。当選すれば豪華な賞品を受け取ることができます。
商品 | 応募資格 |
---|---|
①チェコの風景写真集 | 取引量150 – 500 ロット(往復取引) |
②ボヘミアンペアグラス | 取引量500 – 2500 ロット(往復取引) |
③チェコ・プラハ4泊6日旅行 | 取引量2500 – 5000 ロット(往復取引) |
④チェコ・プラハ5泊7日デラックス旅行 | 取引量5,000ロット以上(往復取引) |
目玉は何と言っても③と④のチェコ旅行ですね。
海外FX初めての方にとっては簡単にクリアできる条件ではありませんが、取引に慣れている方ならバンバン取引すれば手が届くかもしれません。
Pivots Marketsで口座を開設するなら「自分がどれくらい取引したか」を把握しておくようにしましょう。
Pivot Marketsの悪い点。信頼性とスプレッドが・・。
ライセンス未所得…信頼性向上は今後に期待か
正直なところ、現時点ではPivot Marketsに「信頼できる海外FXブローカー」の太鼓判を押すことはできません。
公式ホームページには「マーシャル裁判管轄」とあるだけで、具体的な登録ライセンスについては記載されていないからです。
マーシャル自体がかなりマイナーな国なので、ライセンスに裏付けされた信頼性はほぼ無きに等しいといっていいでしょう。
ライセンス未取得は正直かなりのマイナスポイント。
Pivot Marketsに、いつ資金の持ち逃げをされても文句を言うところがありません。。。
トレーダーが預けた資金は業者の運営資金とは別にチェコ共和国の「チェスカ銀行」で保管するなど、資金の安全性は整えられつつあります。
広めのスプレッドは弁解の余地なし
Pivot Marketsで一番残念なのはスプレッドです。どれだけひいき目に見たとしても、こればかりは弁解の余地はないでしょう。
以下Pivot Marketsスタンダード口座における主要通貨ペアの平均スプレッドです。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
ドル円 | 2.64pips(平均値) |
ユーロ円 | 2.97pips(平均値) |
ポンド円 | 2.20pips(平均値) |
豪ドル円 | 3.79pips(平均値) |
ユーロ米ドル | 2.18pips(平均値) |
ポンド米ドル | 2.52pips(平均値) |
豪ドル米ドル | 2.49pips(平均値) |
海外FXの取引経験がある方はパッと見わかると思いますが、他の海外FXブローカーよりもスプレッドはかなり広めです。
業者名 | ドル円スプレッド | ユーロドルスプレッド |
---|---|---|
TitanFX | 1.33pips | 1.20pips |
Axiory | 1.30pips | 1.50pips |
LAND-FX | 1.50pips | 1.50pips |
Fxpro | 1.70pips | 1.80pips |
XM | 1.80pips | 1.70pips |
iFOREX | 1.80pips | 1.80pips |
TradersTrust | 2.00pips | 1.80pips |
Pivot Markets | 2.64pips | 2.18pips |
当サイトでレビュしている海外FX業者の中ではダントツの最下位。
特にスプレッドランキング1位のTitanFXと比べると、ドル円平均で1.31pipsの開きがあります。
10万通貨で取引したとすると、取引1回あたりで1840円ほど取引コストを多く引かれることになるので、目をつぶれるほどの差でもありません。
Pivot Marketsはズバリ「スキャルピング取引には不向き」です。約定力が優秀でMT4にも対応しているのにちょっともったいないですね。
ポイントプログラムを加味すると取引コストは少しマシになる
Pivot Marketsは取引量によってポイントが貯まるポイントプログラムを用意しています。
- ポイント数÷15ドルでボーナスに変換
- ポイント数÷200ドル出金可能な現金に変換
使い道としては素直にボーナスに変換するのがいいでしょう。出金可能な現金も魅力的ですが、ボーナスと比べると金額が10分の1以下になってしまいますからね。
例えば6000ポイントをすべてボーナスに変換したとすると、もらえるボーナスは6000÷15ドル=400ドル(約4万円)です。
貯まるポイントは口座を開設してからの日数に応じて変わります。
- 口座を開設した月:50ポイント/lot
- 口座を開設した翌月:75ポイント/lot
- 口座を開設した翌々月:100ポイント/lot
つまり口座を開設してから3ヵ月目は1lot(10万通貨)の取引で100÷15ドルで約6.7ドル分キャッシュバックされるのと同じ計算になります。
10万通貨で6.7ドルをpipsに換算すると約0.67pips。ポイントをすべてボーナスに変換するという前提なら、スプレッドがキャッシュバックのボーナス分だけ狭くなると考えられますね。
とはいえ、上述の通りもともとのスプレッドが広いので「ちょっとマシになった程度」です。
Pivot Marketsは今後に期待のブローカー
まずは信頼性とスプレッドの改善が急務のブローカーだと思いました。
ここが整備されないと正直口座開設の価値はそこまでありません。
ただし、日本語対応やサポート、出入金システムや約定環境は海外FXの中でも高水準で、FX取引に集中できる環境が整っています。
遅ればせながら数多の業者が点在するFXブローカー業界に飛び込んできただけはあります。
日本人をターゲットにしているということで、今後Pivot Marketsにも低スプレッドの口座が登場すると管理人は考えています。
Pivot Marketsの運営陣も「日本人トレーダーはスプレッドを気にする」ということを薄々感づいているでしょう。
信頼性も含めPivot Marketsは今後の動きに注目です。
Pivot Marketsの口座開設はこちらから
Pivot Marketsの会社情報
正式名称 | Pivot Markets International Inc. |
---|---|
本社所在地 | Ajeltake Road, Majuro, 96960, Marshall Islands, Reg. no.: 78390 |
役員職員数 | 10名 |
代表取締役 | Matěj Boruta |
会社登録国 | マーシャル共和国 |
事業開始日 | 2016年 |
預託金の管理 | チェスカ銀行において分別管理 |
スタンダード口座概要
最大レバレッジ | 500倍 |
---|---|
口座種類 | Meta Trader 4 |
基本口座通貨 | JPY・USD・EUR |
取引手数料 | 無料 |
取引通貨数 | FX通貨ペア:30種類、貴金属:2種類、CFD:13銘柄 |
最少取引単位 | 0.01lot(1000通貨) |
最大注文lot数 | 通貨ペア:1000lot、貴金属:500lot、CFD:100lot |
約定スピード | 0.005秒(公式サイト発表) |
最低入金額 | $200/2万円 |
ロスカットレベル | 証拠金維持率50%以下 |
マージンコール | 証拠金維持率70%以下 |
追証 | なし ゼロカットシステム対応 |
両建て | あり |
EA取引 | 可 |
スキャルピング | 可 |
サーバー時間 | 夏時間= GMT+2 / 冬時間= GMT+3 |
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口座名 | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ドル/円 スプレッド | 追証 |
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500倍 | ◎ | 0.3pips~ | なし (0カット) |