Neteller(ネッテラー)がギャンブル目的の利用停止!海外FXへの影響はあるの?
【2016年10月4日追記】Netellerを通じたFX・バイナリーの出入金が完全終了
2016年9月いっぱいで、日本人の方がNetellerを利用して海外FX口座に出入金することができなくなってしまいました。
Netellerサポートに連絡した確認したので、情報に間違いはないと思います。
今のところ、
- LAND-FX
- Axiory
- GEMFOREX
など有名どころの海外FXブローカーは続々とNeteller停止アナウンスをしているので、全ての業者でNetellerが使えなくなるのも時間の問題でしょう。
今までNetellerに頼りきりだったトレーダーの方も、ついに他の出入金方法について検討しないといけない時がやってきました。
2016年8月15日、管理人のもとにNetellerから以下のようなメールが届きました。
Neteller(ネッテラー)といえば、海外サイトのアカウントや海外口座とお金をやり取りする上で欠かせない最強の便利ツール。
そんなNetellerがなんとこの度、日本人の方向けにギャンブル目的でもお金のやり取りを禁止したのです!
ただここで気になるのが「海外FXはギャンブル目的に含まれるのか」ということですよね。何を隠そう管理人自身も海外FX口座とのお金のやり取りはNetellerがメインです。
というわけで今回はNetellerのギャンブル利用禁止の件が、海外FXにどのような影響があるかについて、今後の展望も含めて解説していきたいと思います。
目次
海外FXの出入金は今後もNetellerで大丈夫!Netellerサポートに突撃取材!
※これから説明する内容は2016年8月17日時点の情報に基づいています。2016年10月を境に海外FXでもNetellerは利用できなくなりました。
ざっくり「ギャンブルが利用停止」と言われても、Netellerがいうところのギャンブルが何を指すのかわかりませんよね。
海外FXもとらえ方によってはギャンブルといわれても仕方ないでしょう。「Netellerが使えなくなったら困る!」と思う海外FXトレーダーの方も多いのではないでしょうか?
結論からいうと、海外FXトレーダーは今回のNeteller騒動に関係ありません。
Netellerの日本語サポートに電話で問い合わせてみたところ、現段階(2016年8月17日現在)では、9月15日以降も継続して海外FXの出入金にNetellerが利用できることが確認できました。
管理人とNetellerサポートのやり取りを書き起こしました
以下が管理人とNeteller日本人向けサポートのやり取りになります。
【管理人とNetellerサポートとのやり取り】
管理人「メール拝見しました。Netellerがギャンブル目的で使えなくなるとのことですが、具体的にどんなサービスで送金ができなくなるんですか?」
サポート「そうですね。ブックメーカーなどギャンブルと思われるサービスにはすべて利用できなくなります。」
管理人「ブックメーカーの他に何か具体的なサービスはありますか?例えばオンラインカジノとか。」
サポート「そうですね。現状把握しているのはブックメーカーやオンラインカジノ、オンラインポーカーなどのギャンブル性が高いサービスになります。」
管理人「なるほど。実は現在海外FX口座の出入金で本サービス(Neteller)を利用しているのですが、それについては今後も継続して利用しても大丈夫でしょうか?」
サポート「FXの出入金については問題ありません。9月15日以降も継続して利用できますよ。あとバイナリーとかも大丈夫ですね。」
管理人「わかりました。ありがとうございます。」
このやり取りをまとめると次のようになります。
- 利用できなくなるもの…ブックメーカー・オンラインカジノ・オンラインポーカー
- 継続して利用できるもの…海外FX・バイナリーオプション
Netellerが利用を制限しようとしているのは、ブックメーカーやオンラインカジノなど「正真正銘のギャンブル」だけだったということがわかりました。
海外FXやバイナリーで取引している方には全く関係なかったんですね。
【コラム】なぜNetellerは今回の措置に至ったのか
Netellerが今回「日本人向けのギャンブル利用停止」に踏み切った理由は、日本で初めて一般のオンラインカジノ利用者が逮捕されたことが一因になっているとも言われています。
今後東京オリンピックに向けて準備を進める中で、日本の警視庁は日本国内の「カジノ熱」が高まるのを防ごうとしたのでしょう。
Netellerはオンラインカジノユーザーにとっても鉄板といっても過言ではない出入金ツールです。
日本の金融庁がオンラインカジノの広まりを食い止めるために、Netellerに「日本人がギャンブルで使うのをやめさせてください」と頼んだのではないか、と管理人は睨んでいます。
子会社Sklillが日本人向けサービス停止の動き!Netellerの今後は?
現時点では9月15日以降も海外FXトレーダーがNetellerを継続して利用できることは確認できました。
ただ今回のNeteller騒動の裏でもう1つ、Netellerと同じような電子決済サービスを提供している業者が日本人向けサービスの停止を発表しました。
その業者の名はSklill。海外FXで取引している方の中には聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
Skrillは9月いっぱいで日本人向けのサービスを停止し、10月1日から日本国内から送金することができなくなります。
実をいうとSklillはNetellerの子会社です。2015年にNetellerは約12億円を支払ってSklillを買収しています。
子会社のSkrillが日本人向けサービスを停止したとなれば、今後Netellerも完全に日本人をシャットアウトしてしまう可能性もないとはいえません。
Netellerでも「Net+カード(プリペイドカード)」が利用停止に…
ご存知の方もいらっしゃっるかもしれませんが、Netellerは2016年8月11日に出入金用のプリペードカード「Net+カード」の利用を停止しています。
プリペイドカードの利用停止によって、Netellerからの出入金は大打撃を受けました。今まではコンビニATMから出入金できていたのに、今後はNetellerから銀行口座に送金しないといけなくなりましたからね。
「プリペードカードの利用停止は一時的なもの」だという見方もできますが、具体的に「いつからプリペイドカードが使えるようになるのか」の目途は立ってないのが現状です。
Sklillの日本人向けサービス停止の件もふまえると、何年先になるかはわかりませんが「日本人の方が今後Netellerをはじめとした電子決済サービスを利用できなくなるんじゃないか」というのが管理人の所感です。
海外FXでNetellerにとって代わる出入金方法はあるのか??
Netellerが使えなくなってしまったことで、海外FXの出入金はどのように変わるのでしょうか。
入金と出金それぞれについてまとめてみました。
- 入金:スピード→現状維持、手数料→ほぼ同じ
- 出金:スピード→やや遅くなる、手数料→ほぼ同じ
入金に関しては、国内銀行送金やクレジットカードで入金すれば即時着金、手数料もほぼ同じなので問題ないでしょう。
出金についても手数料はNetellerを使った場合と変わりませんが、自分の手もとにお金が入ってくるまでのスピードが若干遅くなってしまいます。
入金は国内銀行送金がおすすめ!
海外FXのNeteller入金の特徴は「入金がすぐに反映、かつ手数料無料」ですね。
このことを踏まえながら他の入金方法を見ていきましょう。
Netellerなどの電子決済サービス以外で、海外FXに入金する方法は以下の3つになります。
- クレジットカード入金
- 国内銀行送金
- 海外銀行送金
この中で、管理人としては国内銀行送金(国内銀行振り込み)がますます主流になってくると踏んでいます。
もちろんクレジットカードもほとんどのブローカで利用できてスピーディーな入金方法ですが、「誰でも快く利用できる」わけではないでしょう。
クレジットカードを持っていない方はもちろん、「クレジットカードを利用枠いっぱいに使っている…」方もクレジットカードで入金することはできません。
また海外FX業者にカード番号を入力するのに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
一方で、国内銀行送金は幅広い方が利用でき、かつスピーディー・手数料格安で入金できます。
国内銀行送金の仕組みは以下の通りです。
- 指定された国内の銀行口座(三菱東京UFJや三井住友)にお金を振り込む
- 海外FX業者が銀行口座から海外FX口座に送金してくれる
トレーダーの方は国内の銀行口座にお金を振り込めばいいだけなので、手数料は100円~500円しかかかりません。
また皆さんがお金を振り込んでから早くて1時間後には海外FX口座に着金するところもあるので、入金もかなりスピーディーです。
ちなみに、3つ目の海外銀行送金はオススメできません。お金が移動するのに2~5営業日かかるのに加え、出入金1回あたり4000円近くの手数料がかかってしまいます。
(参考:海外FXの出入金方法)
入金で国内銀行送金に対応している海外FX業者一覧
当サイトで紹介している海外FX業者の中で、国内銀行送金に対応しているところをまとめました。
業者名 | 入金手数料(※1 ) | 着金スピード(入金) |
---|---|---|
XM | 無料(入金は1万円~) | 最短1~2時間程度(最大24時間) |
LANDFX | 無料(5万円以上)/1,000円(5万円未満) | 最短1~2時間以内 |
Axiory | 無料(※2) | 最短30分以内 |
TitanFX | 無料 | 最短1時間以内 |
Traders Trust | 無料 | 最短24時間以内 |
(※1)国内の銀行振り込みの他に別途必要になる手数料になります。
(※2)Axioryは2万円以下入金に対して1,500円の手数料がかかります。
Netellerで入金できなくなってしまった今だからこそ、国内銀行送金に対応している海外FX口座を乗り換えてみるのもアリだと思います。
出金は銀行送金がメインになる!手数料無料で送金してくれるブローカーで取引するべし
Neteller出金の特徴は入金と同じように「出金がすぐに反映、かつ手数料格安」でした。
しかしそれは「Net+カード」が使えた時までの話。上述の通りNetellerは2016年8月11に「Net+カード」の利用を停止しています。
利用停止直前のNeteller出金の特徴は「出金(1~3営業日後)、手数料4000円以上」でした。
Netellerなどの電子決済サービス以外となると、海外FXの出金方法は銀行送金(海外)がメインです。
銀行送金とNetellerで出金のスピード、手数料を比較してみました。
出金方法 | 出金スピード | 手数料(※1) |
---|---|---|
Neteller | 1~3営業日 | 最低4000円 |
海外送金 | 2~5営業日 | 最低4000円(※2) |
(※1)手数料は出金金額で変動します。
(※2)海外FXブローカーが出金手数料の一部を負担してくれる場合
出金スピードは若干遅くなってしまいますが、手数料はNetellerも海外送金も同じです。
ただし上の表の手数料は「海外FX業者が出金手数料の※一部を負担してくれる場合」になります。
※ここでいう出金手数料一部負担とは
海外FX業者→銀行(2500円)
銀行→トレーダーの個人口座(4000円※)
の2通りで出金手数料はかかります。一部負担とは「海外FX業者が銀行にお金を送る際にかかる2500円」を負担してくれることを指します。
全額負担のブローカーだと、表よりも2500円以上余分に手数料がかかるので注意してください。
出金手数料の一部を負担してくれる海外FX業者は次の3つです。
※円口座から日本円で出金した時の手数料です。
クレジットカードでも出金できるんじゃないの?
たしかにクレジットカードで入金した場合は、同じようにクレジットカードで出金することができます。
クレジットカードに出金する場合は「クレジットカードで入金した金額まで」です。
例えばクレジットカードで10万円入金した場合、出金できるのは10万円まででそれ以上の出金は銀行送金を利用することになります。
クレジットカードでの出入金を考えている方でも、出金手数料が一部無料で銀行送金できる業者を選んでおくのに越したことはありません。
Netellerが使えなくなった今、出入金方法で海外FX業者を選ぶのもアリ
今までNetellerを利用していた方は、特に海外FXの出入金方法なんて気にする必要がありませんでした。
Netellerに対応してさえいれば、どこのブローカーでもスピーディーかつ便利入金・出金することができましたからね。
しかしNetellerが使えなくなった以上、今自分が使っている口座の出入金方法を見直す必要があります。
どうしても都合が悪くなってしまう場合は、メイン口座を乗り換えるのもアリでしょう。
出入金方法で選ぶなら、入金が国内銀行送金対応かつ出金の銀行送金の手数料が割安なXMかAxioryがオススメです。
⇒XMの管理人によるレビュー
⇒Axioryの管理人によるレビュー
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