CENTRO FX(セントロFX)の評判は?固定スプレッドブローカーどうし、iFOREXとガチ対決!
海外FXの固定スプレッド口座といえば、真っ先に頭に浮かぶのは老舗ブローカーiFOREX。
スプレッド自体が他の固定スプレッド口座(IFCMarketsなど)よりも狭い一方で、広めのスプレッドを補って余りある豪華なボーナスが人気を博しています。
また「固定スプレッド」ということ自体に魅力があるのもたしか。
- 取引量が少ない時
- 取引の流動性が低い時(指標発表時など)
このような時にもスプレッドが広がりにくいので、特定のタイミングでピンポイント取引するトレーダーも多いのが特徴です。
そんなiFOREX一強の海外FX固定スプレッド部門に、新たなブローカーが参戦しました。
2016年に運営を始めた超新興ブローカーのCENTO FXです。
「王者VS新参者」ではありませんが、今回は全部で8項目、あらゆる角度から両ブローカーを徹底比較して「CENTO FXで口座を開設する価値があるのか」について徹底究明していきます。
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※CENTRO FXは現在ネット上で情報がほとんど出回っていません。そのためCENTRO FXのサポートと問い合わせた内容をもとに執筆しています。
目次
CENTO FXとiFOREXを全8項目で徹底比較!
ボーナスで比較
初回入金ボーナス | 入金額の100% | 入金額の30% |
---|---|---|
ボーナス上限 | 1000ドル | 3000ドル |
入金ボーナスの豪華さではiFOREXの勝利。
もちろんボーナスがある時点でCENTO FXも見どころがありますが、入金額2倍の証拠金で取引できるiFOREXと比べると見劣りしてしまいますね。
ただし初回で入金する金額によっては、ボーナス上限の大きいCENTO FXに入金した方がお得になる場合もあります。
例えば4000ドル(約40万円)入金した場合のボーナス額を比較してみましょう。
iFOREXではどれだけ入金しても、ボーナスの上限額は1000ドル。4000ドル入金したとしても、1000ドルまでしかボーナスがもらえません。
一方でCENTO FXはボーナス上限が3000ドルなので、4000ドルの30%分、1200ドルのボーナスが受け取れます。
具体的に計算してみたところ、CENTO FXの方がボーナスで得する入金額のラインは3334ドル(約33万円相当)でした。
もちろんいきなり海外FX口座にドカンと入金するのはレアケースだとは思いますが、「高額の入金」という条件付きならCENTO FXも一矢報いてます。
スプレッドで比較
主要通貨ペアでスプレッドを比較してみました。
ドル円 | 1.8pips | 2.0pips |
---|---|---|
ユーロ円 | 1.8pips | 5.0pips |
ポンド円 | 5.0pips | 6.0pips |
オージー円 | 5.0pips | 5.0pips |
ユーロ米ドル | 1.8pips | 1.6pips |
ポンド米ドル | 3.0pips | 2.0pips |
オージー米ドル | 3.0pips | 3.0pips |
主要通貨ぺアのスプレッドで見るとiFOREXがリードしています。
ただしこれはCENTO FXのスプレッドの裏の顔。CENTRO FXには取引量に応じてキャッシュバックがもらえます。
往復取引1lot毎に3ドルのキャッシュバックがもらえる。(2000ドル上限)
1lot当たり3ドルということで、取引1回あたり0.3pipsのキャッシュバックが発生することになります。
つまり「キャッシュバックの分だけスプレッドが狭くなる」のと同じです。
キャッシュバックを加味してもう一度スプレッドを比較してみましょう。
ドル円 | 1.8pips | 1.7pips |
---|---|---|
ユーロ円 | 1.8pips | 4.7pips |
ポンド円 | 5.0pips | 6.7pips |
オージー円 | 5.0pips | 4.7pips |
ユーロ米ドル | 1.8pips | 1.3pips |
ポンド米ドル | 3.0pips | 1.7pips |
オージー米ドル | 3.0pips | 2.7pips |
さっきの構図が見事逆転しましたね。本当の取引コストで考えるとCENTO FXの方が安く抑えられています。
特にユーロドル1.3pipsは固定スプレッドにしてはかなり優秀です。
スプレッド対決はCENTO FXの勝利に終わりました。
ただし単純に平常時のスプレッドでみると、お世辞にもスプレッドが狭いとは言えません。
スプレッド重視の方は海外FXスプレッドランキングを参考にしてみてください。→【MT4】海外FX業者をスプレッドと約定力から比較する!【優良業者5社で比較】
最大レバレッジ・追証・ロスカット水準で比較
「ハイレバトレードのしやすさ・リスク」という観点で、3つの項目を比較しました。
最大レバレッジ | 400倍 | 500倍 |
---|---|---|
ロスカット水準 | 証拠金維持率0%以下 | 証拠金維持率30%以下 |
追証 | なし | なし |
「口座残高がマイナスになっても追証が発生しない」というのは共通です。どちらも入金額までに損失のリスクが限定されています。
スプレッドを見るにどちらもスキャルピング向きの口座ではないことを考えると、目を引くのはiFOREXの「ロスカット水準0%」。
デイトレやスイングで取引するなら証拠金維持率が低いほど取引が有利になります。iFOREXなら「含み損=口座残高」になるぎりぎりまでポジションを保持することができますからね。
レバレッジ100倍の差はそこまで関係ないでしょう。例えばドル円(100円/ドル)を10万通貨持つのに必要な証拠金が5000円変わるくらいの差しかありません。
この項目に関してはiFOREXの辛勝、CENTRO FXの惜敗といったところでしょうか。
約定環境で比較
注文方式 | 不明 | NDD(STP) |
---|---|---|
約定スピード(※) | ○ | ◎ |
※約定スピードに関しては管理人が実際に取引してみた所感です。
約定環境に関しては、CENTRO FXの圧勝でした。
CENTRO FXの約定力は「さすがSTP方式で注文処理しているだけはある」といった感じ。
管理人が取引してみた感じ、リクオートは一切なくスリッページも気になりませんでした。
一方iFOREXもリクオートはありませんでしたが、気になるスリッページがチラホラ。
iFOREXでもNDD方式が採用されているとは言われていますが、本当のところはわかりません。もしかしたら国内業者のように注文を呑んでいる可能性だってあります。
iFOREXが痛いところを突かれる結果になりましたね。
取引プラットホーム・自動売買で比較
取引プラットホーム | 独自プラットホーム(FXnet Trader) | MT5 |
---|---|---|
自動売買 | 不可 | 可 |
この項目もCENTRO FXの圧勝です。なんといってもMT5に対応しているというのが大きいですね。
MT5は海外FXの主流プラットホームMT4を開発したメタクオート社の新製品。
「ワンクリック注文」などの操作方法や画面表示は前作MT4そのままで、以下の2点がグレードアップしています。
- 時間足が21種類搭載(MT4は9種類)
- ナビゲータウィンドウが整理して見やすい
もちろん自動売買(EA)にも対応しています。今までMT4で自動売買していた方も継続利用OKです。
一方でiFOREXは他の海外FXブローカーと共通していない独自のプラットホームを採用しています。
使いやすさ自体は慣れれば問題ないと思いますが、自動売買に対応していないので取引の自由度は下がるでしょう。
MT5に対応している海外FXブローカーは少ない(※)ので、それだけでもCENTRO FXは貴重な存在だといえます。
※管理人が知る限り、他にMT5に対応しているブローカーはFxProのみ。
取り扱い通貨ペア数で比較
通貨ペア数 | 61通貨ペア | 40種類 |
---|---|---|
商品先物CFD | 2種類 | 12種類 |
株価指数 | 扱いなし | 8種類 |
合計の取り扱い商品の数ではiFOREXに分がありますが、商品のバリエーションという点ではCENTO FXの方が勝っています。
通貨ペアの選択肢が多いのがiFOREX、通貨ペアに絞られずにCFDや株価指数まで幅広く取引できるのがCENTO FXといったところでしょうか。
どちらも一長一短なのでこの項目は互角ということにしておきます。
信頼性で比較
ライセンス | CySEC他計3つ※ | CySEC |
---|---|---|
信託保全 | あり | あり |
運営歴 | 1996年 | 2016年 |
(※)iFOREXはこの他、VBI/英国領ヴァージン諸島、Hungaryのライセンスを保有
信頼性はiFOREXが一歩リードしているといったところでしょうか。
前提としてどちらもキプロスのCySeCに登録しており、業者がつぶれても最大2万ユーロまで資金を補償してもらえます。
ただ長い運営歴からくる安心感、登録ライセンスの数の多さを考えると、より安心して取引できるのはiFOREXでしょう。
日本語対応・サポートで比較
公式ページ日本語 | 完全対応 | 一部対応 |
---|---|---|
日本語サポート | あり(メール・電話・FAX) | あり(メールのみ) |
日本語対応・日本語サポートは有無を言わせずiFOREXの完勝です。
公式サイトはきれいな日本語でつくられており、メールや電話、FAXで日本語窓口が用意されています。海外FX歴が長いだけあって日本人向けサービスに余念がありません。
CENTRO FXにも日本語サポートがあることはあります。登録後に日本人スタッフからメールが送られてくるので、それに返信すればやり取りOK。
ただライブチャットや電話などリアルタイムのやり取りには日本語未対応です。
公式サイトは一部日本語に対応してはいるものの、口座開設も英語・ローマ字での入力になります。
まだCENTRO FX運営開始してないから間もないので、日本語サポート体制が追い付いていないのでしょう。今後に期待ですね。
【CENTRO FX】VS【 iFOREX】比較結果まとめ
- ボーナス→100%ボーナスのiFOREX
- スプレッド→キャッシュバックありのCENTO FX
- ハイレバトレ―ド環境→ロスカット0%のiFOREX
- 約定環境→STP方式のCENTRO FX
- 取引プラットホーム→MT4対応のCENTRO FX
- 取り扱い通貨ペア→数ではiFOREX,種類ではCENTO FX(互角)
- 日本人向けサービス→日本語サポート万全のiFOREX
- 信頼性→ライセンスの数、運営歴の長さからiFOREX
CENTO FXの3勝4敗1分という結果に終わりました。
さすがに王者iFOREXには一歩及ばなかったという印象。とはいえかなりいい勝負を繰り広げたといっていいでしょう。
どちらもメリット、デメリットがあるので取引経験や取引スタイルに応じて自分にあった口座を選ぶのがよさそうです。
海外FX初心者の方は、日本語サポートが充実してて少額入金でもガッツリボーナスがもらえるiFOREXの方がおすすめ。
また「ロスカット水準0%」で口座残高がなくなるギリギリまでポジションを持てるのを活かして、勝つか負けるか一発狙いの取引にもピッタリです。
一方CENTO FXは固定スプレッドの中でも「スプレッドの狭さにこだわりたい方」に向いています。
キャッシュバックを加味すると、固定スプレッド口座の中では取引コストを抑えられるのはCENTO FXです。
もちろんMT5目当てで口座を開設してみるのもいいでしょう。今のところMT5の口座で取引できるブローカーは少ないですらね。
老舗ブローカーiFOREXに善戦したということで、CENTO FXは「間違いなく今後も海外FX界で生き残ってくるブローカー」だというのが管理人の所感です。
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口座名 | 最大レバレッジ | 日本語サポート | ドル/円 スプレッド | 追証 |
---|---|---|---|---|
500倍 | ◎ | 0.3pips~ | なし (0カット) |